しっかり準備して面接に臨もう
福祉の仕事はとてもやりがいのある仕事です。そのやりがいを求めて有料老人ホームへの転職を考えたとき、避けて通れないのが面接です。有料老人ホームで働く際には、利用者さんとのコミュニケーションが最も大切になります。面接官は、利用者さんとの間に良好な人間関係を作れるかどうか、面接の受け答えだけでなく、表情や態度、言葉遣いや身なりなどをみて総合的に判断するので、しっかりと準備をしてのぞむことが必要です。
事前準備が面接成功のカギ
面接では事前に問われる質問を想定し、答える内容を考えておきましょう。質問は履歴書の志望動機や自己PR欄をもとに考えます。例えば、自己PRに書いてあることが、その有料老人ホームで働くために、どのように活かせるかなどが問われます。なので自己PRには、自分が経験しその経験によって得たものなどを記載しておき、それらの経験をその職場でどう活かしていこうと思っているなどと答えられるような事前準備をしておくとよいでしょう。
また、志望する施設の概要や介護方針などの詳しい情報については、ホームページでの確認や、資料をとり寄せるなど、取りこぼしのないようしっかりと事前に調べておきましょう。
面接当日に注意すべきこと
まずは、面接の基本を確認しましょう。有料老人ホームで働く際にスーツを着ることはまずありませんが、面接ではスーツを着用します。ワイシャツやブラウスでも構いませんが、シワや汚れがないか必ずチェックをしましょう。
女性の場合、色や柄の入ったタイツは面接には向きません。派手な髪型やネイルなども注意しましょう。介護の仕事にたずさわるなら、清潔感は大切なポイントです。面接官は、見た目でその人の第一印象を決めるということを忘れないでおきましょう。
面接当日は、面接時間の10分前には会場に到着するようにしましょう。悪天候や電車の遅延などでやむを得ず間にあわない場合は事前に必ず連絡をします。会場に到着したら、「13時より人事担当の佐藤様と面接のお約束を頂いております、田中です。」などと名乗り、担当者が来るまで落ち着いた態度で待ちましょう。
部屋に案内されたときも担当者が来たら必ず椅子から立ち、礼をします。面接が始まる前から担当者は、その人の所作をみていることも忘れてはいけません。面接では表情や態度、言葉遣いに気をつけましょう。また、他の施設も希望している、有料老人ホームで働くことに不安があるなどという発言は、働く意欲がないと思われてしまうので注意してください。その施設でのやりがいをどのように感じているか、自分のやりたいこととできることを積極的にアピールするようにしましょう。準備をしっかりしていれば、落ち着いて受け答えをすることができるはずです。やりがいのある福祉の仕事につくために、準備をすすめて面接を突破しましょう。